新型コロナウイルス問題⑭ アフターコロナは幻想!「ウィズコロナ」で考えよ

アフターコロナは幻想!「ウィズコロナ」で考えよ

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。
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■ 5/6で終わらない!


 
2020年の初頭に中国武漢で発見された新型コロナウイルス。その後の世界での感染者急増というニュースを見ても、どこか遠くの出来事で、日本は抑え込みに成功しているという感覚もありました。3月の半ばには「コロナ疲れ」という言葉が出ていたことからも、日本国内に切迫感が薄かったことは事実です。
 
しかし4/18日現在、そのような気持ちは一変しています。
 
・タレント志村けんさんの逝去
・著名人の感染発覚続々と
・7都府県の緊急事態宣言の発令
・全都道府県への緊急事態宣言の発令
・連日報道される感染者数
・東京都の一日当たり感染発覚200人超
・累計感染者数1万人突破
 
これらのことで市民の「これは大変なことになっている」という気持ちがとても大きくなりました。実際に緊急事態宣言の発令後、都市部の繁華街はその人混みがこれまでとは打って変わって閑散としている報道がいたるところでされています。
 
緊急事態宣言後の主要都市部の状況
 
<写真:梅田 阪急東通り>

 
<写真:なんば 心斎橋>

 
<写真:新宿 JR新宿駅構内>

 
<写真:上野:アメ横通り>

 
現在の緊急事態宣言はその実施期間を2020年5月6日までとしています。
しかし果たして本当に「5月7日になりました。はい、どうぞ!」になると思っている人はいないと思います。
 
おそらく大多数の人は「5月7日でもダメで延長、もしくは延長がないまでも自粛は続く」と思っているはずです。
 

■ コロナがある前提の企業行動を考えよ


 
東京オリンピック2020の延期が決まったあたりの世間の空気感は、「まずはコロナの収束、そして仕切り直して日本の底力を見せよう」というものだったと感じます。コロナの後を考える、「アフターコロナ」です。
 
しかし4月の上旬、緊急事態を宣言しなければならない判断となって以降は感染の不安、感染させる不安、経済的な不安がむしろ増しています。
 
アフターコロナはすぐには来ない、早くて2022年だろうという予測もあります。
新型コロナの流行「2022年まで続く可能性」米研究者
 
今はアフターコロナではなくコロナが(収束したとしても)社会生活に身近に存在する「ウィズコロナ」での活動、生活を考える段階です。
 
ウィズコロナの生活は今と同じ状況が続くということです。
 
パチンコ店を含むBtoC業種は営業自粛をしなくとも、そもそもお客様が街にいないという状況でのビジネスを考えないといけません。飲食なら内食(自炊)中食(惣菜購入)に対応する食材デリバリーやお持ち帰りでしょう。またネット通販への対応を進めるという方向性もあります。
 
しかしパチンコ店ではお客様の来店がないといけないです。
 
人と人との接触を減らす方向が継続する社会、その中でパチンコ店がどのような方向で企業の存続を図るか。
 
これまでのパチンコ店は射幸性と店内の活気、非日常の演出が重要とされていました。しかしこれが大きく変わる可能性があります。
 
安心して、のんびりと、楽しめる場所。煽る営業でワクワクドキドキする場所ではなくフラっと立ち寄る場所。一人で気楽に遊べる場所。
 
時代は変わります。これまでに正しいと思われていた価値観が、今まさに変わろうとする真っただ中です。
 
戦術施策ではなく、改めて「企業の存在意義」という目的、ビジョンを定義し直すことが今回の「ウィズコロナ」で求められる企業行動になると思います。

 
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