新型コロナウイルス問題⑱ パチンコ店がスケープゴートになっていないか

■ 自粛下で営業中のパチンコ店がSNSで炎上


 
現在44都道府県において緊急事態宣言による自粛要請が出されている中、大阪では要請に従わないとして4/24に6店舗、27日に追加で3店舗が公表され、兵庫県でも27日に6店舗公表、東京都は今日(4/28)に公表との動きです。
 
そうしたところ逆に「営業中店舗の告知」になってしまい、客がこれらの店舗に集中して混雑する姿が連日報道され、これら営業継続店舗への批判の声が高まっています。
 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受け、自治体の休業要請に従わず開店しているパチンコ店などに批判の声が寄せられている。東京都内の繁華街にあるパチンコ店も20日に営業を再開。近県からも客が訪れているといい、会員制交流サイト(SNS)上では「秩序を乱す」「あきれた」との非難が相次いでいる。

休業一転、再開の都内パチンコ店 SNS炎上「呆れた」(産経新聞WEB)

 
ところでこの自粛要請下での営業継続、パチンコ店だけのことでなのでしょうか。
 
これはもちろん「否」でしょう。居酒屋さんやバーでも営業を継続している業種、個店はあります。もちろん「それはほんの一部にすぎない」かもれませんが、パチンコ店も同様です。種々流されているパチンコ業界関連ニュースからは、自粛要請が出ている自治体でのパチンコ店の休業率は全国平均で80%を超えており、90%を超えている地域もあります。問題となった大阪などは96%です。
 
パチンコ店休業率81.5%、大阪は96%(4/24 Yahooニュース)
 
「パチンコ店は、営業している店舗数は少なくても集客してしまって混雑するのが問題だ」という意見もあるかもしれません。しかし営業継続店舗では1台置きの開放で間引き営業をするなど混雑緩和に努めたりしています。
 
そもそも皆が正面を向いて会話もあまりない状況なので、混雑しているスーパーや正面近距離で会話を交わす飲食店よりも拡散の危険は低いはずです。そのことがこれまで一度も感染拡大箇所(クラスター発生個所)になっていないことの証左だと思います。
 
新型コロナウイルス問題⑨ クラスター発生個所にパチンコ店が含まれていないという事実
 

■ パチンコ店がスケープゴートだという指摘

パチンコ店がスケープゴートになっていないか
 
さてそうした見方をしていても、やはりパチンコ店がやり玉に挙がっていることは事実です。これはやはり過去からの「叩きやすい」業界だったことも一因にあると思います。
 
そんな中、4/28の羽鳥モーニングショーにおいてコメンテーターの玉川徹氏が「なにか、パチンコ店がスケープゴートにされていると感じる」と言われました。
 


テレビ朝日の玉川徹氏が28日、「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)で、西村康稔経済再生担当相がパチンコ店など休業要請に従わない事例が多発すれば法改正で罰則規定を設ける考えに言及したことについて「パチンコ店がスケープゴートになってきている」と警戒した。
 
緊急事態宣言が出ている中で営業を続ける一部パチンコ店について、玉川氏は「パチンコ店の中には補償がないので従業員を飢えさせない、給料を払うために(営業を)続けなければ、と言っているところもあって。確かにそういう風な側面は絶対ありますよね」と指摘。
 
一方で、「国民の中に少しモヤモヤとしたものがあるんでしょう。こういう風な(外出自粛が要請されている)ときに(パチンコ店の営業は)必要なんですかって視点で見るとね」とも。
 
様ざまな声がある中で、国は「パチンコ店をスケープゴートにして、今までの法律で罰則をなかなか課せられなかったかものを、ある種の突破口にしようとしているんじゃないかということも疑わないといけないと思っているんですよ」と持論を展開。
 
「法律を改正するという時にパチンコ店のみってやらないですよね、たぶん。(新型コロナウイルスの)感染が流行している時には、店舗に関して営業禁止を命じることができるみたいな法律にして、業種に関しては政令で定めるみたいなことをされたら、あらゆるものが禁止になってしまう」と危惧。「国会の議論をかなり注意深く見て行かないといけないんじゃないかな」と続けた。
 
実効性については「罰則をつくるよりも補償した方が休むでしょうね、パチンコ店も。わざと悪意をもって(店を)開けている訳ではないでしょうし」と述べた。

 
玉川徹氏、罰則制定に警戒「パチンコ店がスケープゴートに…」(Yahooニュース)

 
この意見、内容の一部にやや左寄りの意見(強権的な法律整備の突破口への言及)はありますが。パチンコ店へのバッシングや「他の失態や不平不満をそらす意味でのスケープゴートになっているのではないか」については至極まっとうだと思います。
 
※スケープゴート:集団内の不平や憎悪を他にそらすため、罪や責任をかぶせられ迫害される人、団体。
 
また元総合格闘家の髙田延彦氏もTwitterで次のように発信しています。
「パチンコのことよりももっと大きな、別のこと(ここでは沖縄の問題)に集中すべき」


 

■ 業界団体はもっと外部に発信を


 
いま、政府の経済対策の遅れやマスク問題などで不満が高まっており、これにより社会全体がストレスを多く抱えて攻撃的な、ギスギスした空気を感じます。そこでパチンコ業界をスケープゴート的に使い、目を向けさせることで市民のガス抜きを図っているような気がします。
 
今までは自分に直接の脅威、例えばマスクをしていない人とすれ違うとか混雑場所とかに不安を感じるだけだったのに、今は自分と直接関係ない部分で怒りを感じる人が多くなっているような印象です。
 
例えばこのサザエさんに関しても。
 


 
これまでパチンコ業界側の意見はほとんど外部に発信されていません。そのことも今回のスケープゴート的に使われている要因だと思います。
 
自粛したお店の苦悩、営業継続しているお店の意見、苦悩。
 
業界内だけではなくもっと外部発信を強化して、世間一般に「業界の考え」を伝えるべきだと思います。
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