トップの仕事は「経営計画の作成」にある

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。
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■ 計画は”ビジョン”を具体化するためのもの

 
3月ももうすぐ終わりですが、年初からのコロナウイルスにかかわる自粛の影響で厳しい数字が続いています。
 
このような状況であっても日にちは進み、ほとんどのお店(会社)では3月が決算月となり、来期の計画、予算組みも済ませていると思います。
 
次年度の計画を策定するにあたり、ほぼすべての人の意見が「厳しい。」だと思います。
 
これは毎年だれと話をしても同じ言葉が聞こえてきます。ここ何年も業界は右肩下がりをしている現状ではどうしても先行きが不透明で良くなる要素が見当たらない、と感じるものです。そのうえ今回のコロナウイルス禍もありました。
 
しかし、そういった環境の中でも業績を上げているお店(会社)は存在します。それも大手や強豪の事ではなく普通のお店の話で、です。
 
では、そういったお店はどうやって業績を上げることができたのか。実は根本にあるのは「しっかりしたビジョンを持った計画の策定」にあるのです。今回はそういったお話をしていきます。
 

■ 「トップの仕事は『経営計画の作成にある』」という意識を持つ


 
経営の神様といわれる松下幸之助翁は、「経営者にとって、経営計画書の作成以上に重要な仕事はない」と言われました。
 
今年はどんな実績を創るのか、そのためにはどんなことをすればいいのか。こういったことをしっかりとした計画として打ち出し、あとはその通りに実行することで必ず求める結果(業績)が得られると説いています。
 
もちろん現実の世界には様々なトラブルもあるので計画を立てた時の見通しのとおりの環境で行くわけではないです。
 
しかし、そういった不測の事態に直面したとしても「明確なビジョン」を軸にしていれば計画に沿った経営ができるのです。、経営計画書は「未来への羅針盤」であり、迷ったとき、困ったときにいつでも原点を確認できるものなのです。
 

■ 「ストレッチ目標」を掲げる


 
ストレッチ目標とは、「努力しなければ達成できない目標(少し背伸びをした適度に難しい目標)」のことです。
 
このことに関して経営学者のピータードラッカーはその著書「経営者の条件」の中で、「人は、自らが自らに課す要求に応じて成長する。自らに少ししか求めなければ成長せず、多くを求めるならば何も達成しない者と同じ努力で巨人に成長する。」と述べています。
 
つまり「人は高い成果を求めることで成長する」と主張されているのです。
 
「現実を見て~」という自分に都合のいい言い訳は必要ないです。
 
常に少し高めの目標を設定するからこそ、その目標を達成するためには努力を必要とするので、自分自身も成長します。
 
今回の、つまり来期の経営計画は、ぜひとも「ストレッチ目標」を掲げてほしいと思います。
 

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