経産省「特定サービス産業動態統計」の4月速報分を見て考える

経産省「特定サービス産業動態統計」
特定サービス産業動態統計

■ 経済産業省「 特定サービス産業動態統計 」の4月速報分、発表

経済産業省ウェブサイト https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result-2.html にて毎月発表される経済動向の数字、その中にはもちろんパチンコ店の数字も含まれています。

この発表は毎回エクセルによる数字のみでそこに解説などは掲載されていませんので、私(林)の視点で読み取った数字の意味を書いていこうと思います。

なお経産省のデータは約1,200店舗の抽出データであることに注意してください。(全数検査ではない)

経産省発表のパチンコ業界関係エクセルデータはこちら(一部加筆修正)
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(1) 売上の実数

2021年3月 21億7380万
2021年4月 18億9291万

∴ 前月比87.08%(▲12.92%)

ちなみに2020年6月以降で最も低い売上となっています。

なお公開データには前年同月比(%)も掲載されており、こちらは前年同月比172.4%という、圧倒的な伸びを示しています。しかし前年4月と言えばコロナ禍が始まって日本全体が活動を抑えていた月間。初めての緊急事態宣言もありました。比較の意味はないでしょう。

(2) 設置台数

2021年3月 64万7476台
2021年4月 64万9395台

なんと設置台数は増えています。上記(1)で売上は▲12.9%と言っているのに設置台数は増えているのですね。

なお抽出店舗数において、じつは「3月→1185店舗、4月→1181店舗」と減少しているので、より店舗の大型化が進行し且つ台あたり売上は大きく低下していることがわかります。

(3) 総評

経産省のデータでは粗利益に関しての発表はありませんので、その点で「どんな営業なのか」は把握できません。(このあたりは業界横断データで確認を)

しかし売上規模や就業者、年間比較に関しては政府系の数値となるので信頼度も高く、「業界の(目に見える)趨勢」を考える上では有意だと思います。

「季節指数」という考え方でも一般的に、
・冬は1月を山として6月が谷底となる
・夏は8月を山に11月が谷底となる
という推移が見て取れますから、この結果(速報値)の売上推移はある意味当然の流れかと思います。

<参考>季節指数の推移
TRYSEMデータ推移

しかしこれまでは3月~5月の売上(≒稼働)の低下傾向は秋ごろに比較すれば緩やかな傾斜になるものでしたが、今回の「3月→4月」は▲12.9%と急降下と言える落ち方を示しています。

この6月にはP牙狼月虹ノ旅人の納品がスタートし、その後にも尖ったスペックの話題機が多く納品があります。

GW後の5月後半の落ち込みはかなり厳しかったですが、6月速報では業界の数字が上がっていることを期待したいですね。

なお3月分の特定サービス産業動態統計(パチンコ業界編)の数字に関しての記事はこちらです。
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」3月速報値を見て

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