P牙狼 導入開始!
■ P牙狼 月虹ノ旅人、ついに登場
2021年2月16日、「いまか、いまか?」と待っていた一報が駆け巡りました。「 P牙狼 が検定を通過した」というニュースです。
正式名称は「P牙狼 月虹ノ旅人(MA XX)」。形式名に「XX」と入っていることがサンセイ社の本気の表れといえるのではないでしょうか。
現時点(2021.2.16、15:00)では細かいスペックの情報は届いていませんが、それでもシミュレーションは可能です。
今回はその名の通り初代牙狼を明確に意識したスペックとなっていますので両者をスペック面で比較してみました。
■ 初代CR牙狼XXとそん色ないスペックを持つ
発売が2008年であるCR牙狼XXとは遊技機要件の制限が違うので一概に比較はできませんが、
・魔界チャンス突入、継続などの遊技感
についてはほぼ同じ仕上がりとなっています。
違うのはS回転数と継続回数と期待出玉(TY)でしょう。
2008年当時の基準であるCR牙狼XXはその差玉の出方が凄まじいことから回転数を下げざるを得ませんでしたが、今回のP牙狼は現在の基準上そこまでの差玉を実現できないことから、逆にS回転数を大きく高めることに成功しています。
さて、魔界チャンスの性能自体は初代とそん色ありませんが、その出方には当然差があります。この点を初代と比較しても仕方がないので、ここは現在人気の3機種と比較したいと思います。
■ 現状の人気機種よりも高いスペックを持つ P牙狼
比較するのはP北斗無双3、P韋駄天、Pとある魔術の禁書目録です。なおP無双3とPとあるについては遊タイム搭載ですが、P牙狼同様にここでは考慮せずに進めます。(理由についてはこちらをご覧ください。)
なおBY、BA、客滞率に関しては(株)SUNTACのTRYSEM実績データを基にしています。
自店にこない遊技客を間接的に把握するために必要な市場統計。
しかし、母集団が偏りの大きい統計データでは、その意味が薄れます。
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遊技機シミュレーションはその仕組みを理解すればすぐに作成できます。
さてこの表、比較対象内で「優れている」と思える数値を赤文字にしてみました。(Pとある~は100%なので一部除外)
・ラッシュ突入率、継続率、回数等はP韋駄天
・TYはP無双
・ラッシュTYはP牙狼
・回転数はPとある、しかし1000円Sの視点ではP牙狼
が優っていることがわかりました。
P無双は最終的なTYで優っていることになりますが、それまでのスピード感ではやや劣ります。
またそれ以外は挙げるとすればベースが高いことで1,000円で遊べる遊技時間が一番長いことですが、これは「つまらない時間が長い」だけなのでむしろマイナスポイントだと思いますね。(この考え方はこちら「ベースが高いことは顧客不満足につながる」をご覧ください。)
前回の記事(P真北斗無双3とP大工の源さん超韋駄天、スペック比較)でお伝えしたように、P北斗は出玉面で優っていても「間延びしたゲーム性」がネックでした。
そして今回のP牙狼は「ラッシュの出玉面で優り、スピード感も併せ持つ」ことが特筆すべき点です。
今回のP牙狼、射幸性は今の基準内で最高と思われ、かつスピードも初代当時を踏襲し現状最高のP韋駄天を超えています。(P牙狼はラッシュ時1/1.01、P韋駄天は1/2.07)。
今回はスペック面だけの比較をしました。あとはゲーム性、つまり演出面さえしっかりと作りこまれていればP牙狼、この春からのホールの定番機種となりえるポテンシャルを持っているでしょう。