■ 変わらないのは、怖いから
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。
入替に効果がなくイベントも規制があって実施が難しい、そんな「手詰まり」感が強い現状は、「強い者はより強く、弱い者はより弱く」と格差が拡大していく傾向があります。こういった時こそ知恵を絞らないといけないです。
この「知恵を絞る」というのは言い換えると「現状を変えるために、固定観念を打ち破る」ということだといえます。
私が現場で店長をしていたころ、以下のような上司とのやり取りがありました。
私 「思い切って○○○などをしてみてはいかがですか。」
上司「そんなことをしても効果があるのか。」
私 「でも、やってみないとわかりません。」
上司「しかしそうはいっても多分何も変わらない。僕はそう思う。」
案は出せどもイマイチ煮え切らない態度が続き、最終的には「当面は今のままで行こう」となりました。
確かに現状のままで行くことはリスクも少ないと思います。しかしそのかわりに何も変わりません。いまのままの状況が続きます。
それでも「変えない」という選択をするのは、「怖い」からです。変化に対して臆病になっているからです。
■ 壁を取り払うことで、前に進む
「バカの壁」という言葉をご存知でしょうか。2003年に出版された、東京大学名誉教授である養老孟司氏の著書のタイトルです。400万部を超える大ベストセラーとなり同年の流行語大賞も受賞したので知っている方も多いかもしれません。
この本のタイトルはなかなかインパクトがありますが、要約すると、
・経験もせずにわかった気になっていること、「変わらない、不動の自分」に酔って個を主張すること、これらはすべて思考が停止した状態であり自分の周囲に壁を作ってしまっているのだ。
ということを言っています。そしてその壁は分厚く、理解しようとしない人間には何を言っても無駄なのだとも言っています。そんな状態ではどれだけ情報が入ってきても前に進むことはできません。そうなってしまったら最後、現状を変えることはほぼ絶望的です。
思考には幅を持たせ、少なくとも、経験する前にわかった気になって判断を下してしまうような愚かなことはすべきではないのです。
自分にある「壁」を取り払うこと、そのためにはまず動くこと、そして経験してから判断すること。これを常に意識して行動に移すようにしてほしいと思います。
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1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。マーケティング理論と計数管理に強みを持ち、正確な計数管理力とマーケティング手法、戦略論をベースにした勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。パチンコを盛り上げるオンラインサロン「パチ盛り」の代表主宰。ツイッターフォロワー3,853人(’22.7.27現在)
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