PDCAに頼ると業績は低下する

■ 日本流、アメリカ流

目の前には8枚の裏返したカードがあります。
そしてその中にはハートのエースがあり、それがどこにあるかを見つけなければならないとします。
 
ここで日本では、
・腕を組んでカードを眺めて「効率の良い見つけ方がないか?」を考える。
のに対し米国では、
・片っ端からカードをめくって確認する
 
というように行動に違いがあるらしいですね。
この違いはどこから来るのでしょうか。
 

■ 「DCAPサイクル」と「OODAループ」

1980年代は「ジャパン アズ ナンバーワン」と言われ、東京の土地だけでアメリカ全土が買えるといわれるほどの勢いがありました。しかし30年経った今、その勢いは全くなくGDPは中国に抜かれて世界3位となっています。1980年代当時の日本になぜそのような勢いがあったのか、またなぜ今はその勢いが作り出せないのか、それは日本式の行動フレームに関係があるといわれています。
 
1980年代当時は自動車、電機を筆頭に製造業が好調でした。その製造業ではPDCAサイクルを回し効率性を追求することが求められます。そしてこの思考、行動様式はまさに日本的勤勉性に合致していたのです。トヨタの「カイゼン」はそのままkaizenとして英語にもなりました。(本来の英語はImprovement)
 
しかし現在は「いちいち立ち止まって考えて」では時代のスピードに置いていかれてしまうとされ、PDCAでなく以下の2つの考え方が重視されています。そしてまさにその2つの思考を実践している2大大国が覇権を争っているのです。
 
① DCAPサイクル
中国では「Do」から始めます。「まず動く、その後に考える。」という動きを重視するのですね。まずやってみて不都合があれば後から修正するやり方です。「Planなど立てている時間があるならまず動け、必要ならその後に考えればいいじゃないか」です。
 
② OODAループ
アメリカではいま、OODAループ的思考が重視されています。
Observe(見る)
Orient(わかる)
Decide(決める)
Act(動く)
です。
 
OODAループの面白いところは「順番が決まっていない」ということ。どこからスタートしてもいいし、どこに飛んでもいいのです。
 
現状、目の前にあることからいろいろなことを瞬時に判断するので、例えば「わかった」らいったん動かずに注意深く観察することもあり得ますし、本能的に「動く」ことだってあります。「動いた」後で再度動きを「決める」こともあります。
重要なのは「瞬時」だということと、「サイクルではなくループする」ことです。
 

■ スピード重視

さて冒頭のお話です。
・日本人はまず状況を把握して、適切と思える行動を組み立てる
・米国人は直ぐに動く
という違いです。
 
冒頭のお題は「ハートのエースを見つけること」、そこに順序や手法に制限はありませんでした。それを瞬時に(本能的に)理解して動き出すのが米国流、OODAループ流です。
 
PDCAサイクルは製造業に適したフレームワークでした。もちろん製造業では今も重宝されています。
しかしサービス業その他の業種では時代のスピードに対応して「すぐ、動く」を基本に考える時代だと思います。
 
「スピード感」、これを常に意識することが業績の向上に向けて必要なことです。

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