【マーケティング塾⑤】「パチンコにおけるマーケティングコンセプト」

プロダクトアウトから マーケットイン へ
 マーケットイン 

■ パチンコ業界は20年遅れている

 
前回提示したマーケティングコンセプトの変遷は、一般的な業種での流れをまとめたものである。今回はこれをパチンコ店に置き換えて確認してみようと思う。まずは前回の確認をする。
 
1.1960年代 生産志向 「お客様のために、とにかく作る」
2.1970年代 製品志向 「お客様のために、良いものを作る」
3.1980年代 販売志向 「良いものがあることを、伝える」
4.1990年代 顧客志向 「良いものだとしても欲しくなかったら買わない」
5.2000年代 社会志向 「社会に貢献するものを、提供する」
 
上記は1960年代を出発点として概ね10年スパンで変遷してきた。これらの志向をパチンコ業界の、例えば「新台入替」に当てはめると以下のような変遷と考えられる。
 
1.1980年代 生産志向 「入替をすればよい」
2.1990年代 製品志向 「良い機種を入れればよい」
3.2000年代 販売志向 「広告、告知を増やせばよい」
4.2010年代 顧客志向 「お客様の好む機種を入れないと来店しない」
5.???年代 社会志向  ???
 
パチンコ業界は他業界よりも概ね20年程度遅れている。なぜなのか。それは、パチンコ業界では「マーケティング」というものがあまり重視されてこなかった過去があるからである。「マーケティングよりも戦術重視」だったからだ。
 
一般的にはいろいろな外部環境によって業績は左右されがちであり、だからこそ目の前の環境に右往左往しないためにビジョンや目標を掲げ、「このビジョン達成のためにすべきことを考える」ことが必要だ。
 
ところがパチンコ業界は1990年代までは「不況に強い業種」とされていて、実際に、外部環境の変化があっても新台入替や放出を定期的に行うことで業績の維持、向上が可能だった。戦略などなくても都度戦術、それもほぼ同じことの繰り返しで何とかなったのである。
 

■ 「 マーケットイン 」的思考

 
しかしその流れも2010年以降は変わった。店舗の考える「すべきこと」が通用しなくなってきたのである。
そしてパチンコ業界でも他業界に遅れること20年、2010年以降は思考の出発点を「店舗」ではなく「顧客」に置く考え方が必要だ、となってきた。
 
この流れは「プロダクトアウトとマーケットイン」という言葉で説明ができる。
 
「プロダクトアウト」とは製品押し出し、の意で供給サイドがしたいことをすることであり、「マーケットイン」とは市場取り込み、の意で需要サイドの考えを自社の取り組みに生かすことである。
 
上記マーケティングコンセプトの変遷で言えば、生産志向~販売志向までをプロダクトアウト、顧客志向以降をマーケットインと区別できる。
 
次回はこの2つの考え方をわかり易くパチンコ業界の取り組みになぞらえて確認してみようと思う。
 

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