■ 業界標準データは本当に正しいのか

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。


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業界平均のデータとして有名なのがD社提供のデータです。しかし、「このデータの数値は高すぎる」と考える方は昔からそれなりにいました。
 
「D社データは高額なので、費用負担のできる資本力のある店舗のデータが多いはずだ。」
というものです。もちろん私もそのように考える一人でした。
ただ、検証しようにもそれだけのデータベースを構築している会社がなかったため、なんとなく感覚的にそう思うだけでした。
 
しかしここ最近、複数のホールコンピュータメーカーが契約店舗のデータを吸い上げて管理するようになり、D社のデータとの比較ができるようになっています。有名なところではM社、S社とK社が自社契約店舗に対して全国平均データを提供しています。
 
これら4社のデータを比較するとおもしろい傾向が見られました。
 
・平均稼働(売上)は、S社<M社≒K社<D社
・平均粗利益は、S社<M社≒K社<D社
・平均利益率は、S社>M社≒K社>D社

 
というものです。これは貸玉料金、P/S別に関係なく同じでした。やはり巷で言われていたようにD社のデータは「レベルが高すぎ」だと思います。
 
現在のパチンコ業界は「一部の強者と、大多数の弱者」という構図です。
そうなると、仮にデータ抽出について強者弱者をまんべんなく集めたとしても、「平均」では一部の強者のデータに重みがかかるので結果的に引き上げられることになります。
 
例)5,500、6,800 8,500、8,800、9,000、9,400、9,900、13,000、16,000
以上9つの数値の平均は「9,555」となる。しかしこの平均値を上回るのは9個中3つしかない。
 
私は、強いお店以外の大多数のお店はD社データを参考にすべきではないと思っていました。理由は「あまりにも高すぎる平均稼働、あまりにも高いスタート、あまりにも低すぎる玉粗利」であり、とてもこの数値では経営が立ち行かない店舗が多いと思っていたからです。
 
そして今回、D社以外の収集したデータを見てこれは「やはりそうだった」と確信しました。
もちろんD社データは「目指すべき理想の数値」としてみるのはいいと思います。
しかし参考にすべきは「稼働の低い店舗の、メンテナンス数値」です。この方が実態に即した、低稼働に苦しむお店での使い方がわかると思います。


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業界一わかりやすい、パチンコ計数管理研修

計数管理の基礎から応用・実践展開までを集中研修で学んでいただくコースです。

〇各講義の所要時間は3時間を目安に行います。
〇毎回、前回実施分の確認テストを実施します。
〇最終講では全講義内容を基にした最終テストを実施します。

過去開催での受講後の感想(一部)はこちらでご覧いただけます。
 
内容、構成は以下のとおりです。
 
第1講 数字で分かること
・小数、分数、歩合、百分率
・割数と原価率、粗利益率の関係ほか
 
第2講 遊技機の管理指標とその意味
・差玉と出玉率、割数      
・S、B、BY、BA、TS、T1Yほか
 
第3講 営業状態の管理指標と意味
・Bサ、客滞率とシミュレーション
・割数、誤差玉、玉単、玉粗利ほか
 
第4講 利益と稼働の両立手法
・体感スタートとHCスタートの違い
・満足度を図る方程式「V=F÷C」ほか
 
第5講 シミュレーションと計画達成
・複雑なスペックのシミュレーション
・営業計画達成の必要十分条件 ほか
 
第6講 スロットの設定管理
・出玉率管理の論理的な考え方
・高設定の使用と利益確保の両立ほか
 

■ お問い合わせ

弊社代表の「林 秀樹」までご連絡ください。
【メール】 hayashi@ab-c.jpn.com
【ウェブ】 https://www.ab-c.jpn.com/contact.html
【電 話】 (会社)06-6743-4354(携帯)090-8966-0057