お盆営業での利益確保は危険である

お盆営業での利益確保は危険である

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。


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お盆営業が近づいてきました。今年は、企業によっては10日(土)~18日(日)まで最大9連休を取得することも可能な暦となっています。
 
これだけ長期の休日となる期間はいろいろな取り組みを図る絶好の機会といえます。今回はこの「お盆という機会」の活かし方についてお伝えしたいと思います。
 

■ お盆期間に対する認識を考え直す

 


お盆は「年に3回の特別な期間のひとつ」として通常よりも多くの利益の確保が求められているという認識を持つ方は多いと思います。
 
しかしその前提としては集客がなければいけないです。
 
一昔前のお盆であればしっかりと稼働も上昇するので、高利益率の営業でも出玉感、活気は十分ありました。
 
しかし現在は違います。
 
そもそもお盆はGWや年末年始のように祝日、休日の連続というものではなく、現在はそれほど人がまとまって休む期間ではなくなっています。
 
稼働がそれほど上昇するとは限らず、逆に利益確保営業の影響からお盆後の稼働が激減して、結局はその後の営業に深刻なダメージを与えてしまうこともあります。
 
こうなると、今までの営業スタイル=「お盆はいつもよりも多くの利益確保に徹する」という考え自体を修正する必要があります。
 

■ お盆はアピールの期間、機会

 


集客が昔ほど期待できない現在、改めて考えてほしいのは、
・そもそも、お盆とはどういう期間か
ということです。
 
お盆は先祖や亡くなった方の霊を祀る行事期間という事で、平日ながら仕事を休む慣習があります。
 
そしてこの外部要因により、通常の平日よりは多くの来店客数が連続して見込まれる期間となります。これによりこの期間を、これまでは「稼働が見込める営業が続くので、利益確保に適している」と捉えていました。
 
もちろん長期間高利益率の営業を続けるとその後は反動で稼働が落ち込むものですが、その対策としてはお盆期間後に大型の新台入替を行うことで対応していました。
 
しかし昨今は入替自体の集客力、また遊技機自体の魅力も低下しているので、入替自体にこれまでのような「落ち込みの対策」としての機能は期待しづらくなっています。
 
だからこそ、お盆で利益確保を徹底することは少々危険なことという認識が必要になっていると感じます。
 
そこで、上記「お盆とはどういう期間か」という問いの答えとしては、
・自店アピールの機会
とすべきだと考えています。決して「利益確保週間」ではなく。
 

■ アピール対象は“ライト層”

 


お盆期間中は、昔ほどではないにしろ、やはりある程度客数は増えます。もちろんこれは競合店も同様であり、つまり「総遊技客数が増える」週間となっています。
 
ただし間違えないでほしいのは「パチンコ人口が増える」ということではない点です。
 
通常営業中、分散して来店していたお客様がまとまった時間(時期)に集中しているだけで、そもそもの遊技人口は変わりません。新しい客層が増えるわけではないということです。
 
つまり、
・今まで週1回程度、月2~3回程度だった人が、連続して来店して(または比較的長時間遊技して)いただける
という期間で、いわゆる「ライト層」が来店する「機会」です。
 
ヘビーユーザーから利益を確保しても「また取り返そう、お盆後の入替で出すだろう」と来店動機の一つになるかもしれませんが、このようなライト層から利益確保をしてしまっては、金銭的な理由もありのちにまた来店しようなどという気持ちが起こるはずもありません。
 
いま、すべきことは「将来のための種まき」として、いわゆるライト層の来店頻度を上げる、客滞時間を伸ばす施策です。
 

■ お盆は利益の機会ではない、ライト層取り込みの機会である

 


お盆は「年に3回の特別な期間」ですが、「利益確保の特別期間」ではなく「ライト層の頻度アップを図る特別期間」という認識で臨むべきです。過去の常識は、もはや通用しないです。
 
今年のお盆からは考え方を変えて、利益の機会ではなく「客数アップの機会、今後のロングテールとさせるための機会」としてほしいと思います。
 

 
 
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