CR真北斗無双 シミュレーション(2020.3.9加筆修正)



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CR真北斗無双 シミュレーション

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。

(2016.3.10アップ → 2020.3.9加筆修正)


2016年3月の導入開始からもうすぐ4年、ほとんどのお店で期限ギリギリまで設置されると思われるCR真北斗無双。
 
設置店舗は5,200店で導入率第2位、導入率は66.1%と息の長い人気を誇っています。(P-world
 
当初2016年3月10日にアップした記事は、簡単なスペック確認とシミュレーション数値だけだったにもかかわらず2019年3月のいま現在も弊社ウェブサイト内のアクセス上位にランクインしてます。
 
すでに機種の解析もされていてホールで実際に営業が続いていても、「北斗無双のシミュレーションはどのように計算するのか」の興味が高いのでしょう。
 
そこで今回、当時のこの記事に加筆する形で、CR真北斗無双のシミュレーション(計算)を改めて解説したいと思います。
 
まずはスペックのおさらいです。
 

CR真北斗無双はいわゆる「V確ST」と呼ばれる機種です。代表的な機種はCR牙狼シリーズであり、またこのV確STスペックの機種は多く存在しますので、計算の過程を理解すれば数値の変更でそれらの機種の計算も可能です。
 
考え方の基本は「大当たり時の振り分けごとの継続回数とTYの期待値を出し、その出現比率で合算する」です。
 
CR真北斗無双の大当たりの振り分けは以下の3パターンです。
 
① 初回確変
② 初回非確変で引き戻し(確変突入)
③ 初回非確変で終了

 
なお①の初回確変であっても単発終了はあり得ますね。
 
ただこの場合は(のちに解説しますが)、「1回で終了~無限に終わらない継続回数」まですべての可能性を考慮しての継続回数」を求めるので、確変単発も計算に含まれています。

 

■ 確変突入時



① 初回確変での期待継続回数
 
計算の考え方は回数切りの確変や時短引き戻し率と同じです。つまり、
 
・すべての可能性(=100%)から一度も大当たりを引けなかったときを除く
 
と考えるのです。
 
「確変時1/81.2で当たる」という事は逆に考えると「80.2/81.2は外れる」のですから、この外れることが130回連続で起こった場合=当たらなかった場合を全体から差し引きます。
 
1-(80.2/81.2)^130=0.800297236・・・(約80.0%)
 
確変継続回数の計算は「1÷(1-確変継続率)」ですので、
1÷(1-0.800297236・・・)=5.007441962・・・回
 
∴ 初回が確変だった場合は約5.01回の継続が期待できる。
 
なお、出現率は確変突入率である「50%」です。
 
ところで「なぜ確変継続回数の計算が『1÷(1-確変継続率)』なのか」こちらで解説しています。少し数学的なお話になりますが興味のある方は併せてご覧ください。

 

■ 初回非確変時



② 初回非確変で引き戻し(確変突入)の期待継続回数
 
「時短時1/319.7で当たる」という事は逆に考えると「318.7/319.7は外れる」のですから、この外れることが100回連続で起こった場合を全体から差し引きます。
 
1-(318.7/319.7)^100=0.268957341・・・(約26.9%)
 
「引き戻す」ということは初当たりの単発大当たりの後で確変に入るので、確変突入での継続回数に+1回の大当たりがあります。
 
→単発大当たりをしてから、そのあとで確変期待回数約5.01回が始まる。
  
このため、単発大当たりでの引き戻しでは6.01回の期待継続回数となり、この出現率は時短引き戻し率の「0.268957341・・・(約26.9%)」です。
 
③ 初回非確変で終了
 
もちろん「1回」です。そしてこの出現率は全体から引き戻した場合を差し引けばよいので、
 
出現率=1-0.268957341・・・≒0.731042659・・・(約73.1%)
 
となります。
 
以上から②と③の初回単発での継続回数の期待値は、
 
{(1+5.01)×0.269}+(1×0.731)≒2.34769・・・回(約2.35回)
 
となります。

■ 合算して平均の継続回数を求める



ここまでに計算した確変と非確変の継続回数と期待値は以下のとおりです。
 
・確変 5.01回、50.0%
・非確変 2.35回、50.0%

 
これを合算します。
 
(5.01回×50%)+(2.35回×50.0%)=3.68回

 

■ ヘソと電チューの期待TYから、合計のTYを求める。



期待TYを求める際は、確変/非確変を分けて考える必要はないです。その計算はすでに終わっているので、単純に大当たりラウンドの出現比率だけで考えればよいことになります。
 
・ヘソ 6R(840個)=100%
・電チュー 16R(2,240個):8R(1,120個):4R(560個)=51%:7%:42%

※ラウンドアップボーナスでの出現率も加味しています。
 
よって期待TYは、
 
・ヘソ 840個 
・電チュー (2,240×51%)+(1,120×7%)+(560×42%)=1,456個

 
平均継続回数が3.68回、初回は必ずヘソで大当たりし2回目以降は電チューからの大当たりとなるので、
 
(840×1回)+(1,456×2.68回)≒4,742個

 

■ 確変時短中の玉減りも考えてみる


CR真北斗無双はそのゲージと賞球の関係で確変ベース100%は難しいです。
 
サン電子㈱様提供のTRYSEMデータよりCR真北斗無双の確変ベース実績は約80%なので、その数字を基に確変中の減少を計算します。
 
「単発~無限の継続」まですべての可能性を考えた平均継続回数が3.68回ということは、大当たり間となる確変中という時間は「2.68回」あることになります。
 
確変中のスタート(SA)を15回として計算します。
確変中に打ち込む玉数=81.2÷15.0×100≒541個
541個×(100%-80%)≒108個

 
つまり1回の確変中に108個減少しそれが2.68回なので、
108個×2.68回≒289個の減少
 
以上により、
4,742個-289個=4,453個
 
 
細かい計算を文字に起こした記事なので分かりにくい点が多々あるかと思います。 
疑問点などありましたら、お問い合わせページからお気軽にご相談をしていただければと思います。
 

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第2講 遊技機の管理指標とその意味
・差玉と出玉率、割数      
・S、B、BY、BA、TS、T1Yほか
 
第3講 営業状態の管理指標と意味
・Bサ、客滞率とシミュレーション
・割数、誤差玉、玉単、玉粗利ほか
 
第4講 利益と稼働の両立手法
・体感スタートとHCスタートの違い
・満足度を図る方程式「V=F÷C」ほか
 
第5講 シミュレーションと計画達成
・複雑なスペックのシミュレーション
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第6講 スロットの設定管理
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