繁盛店の条件

繁盛店になる条件

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。


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私は日々、全国のホールさんを回って現場での営業アドバイスをしていますが、時折集合型のセミナー、研修なども実施しています。
 
そしてそういったセミナーのテーマの一つに「繁盛店とド底辺」というものがあり、そのなかで「繁盛店の条件」という項目があります。
 
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【繁盛店の条件】
 1.立地、建物、規模
  :競合の存在はマイナスではない
 2.設備、機種   
  :店舗のポテンシャル(変更やや可能)
 3.営業方法    
  :射幸性の追求
 4.販促ツール   
  :統一感、イメージ一新
 5.スタッフ    
  :若さ、活気、笑顔
 6.景品      
  :「出玉感」のひとつ、演出
 7.出玉      
  :繁盛店は確実に利益を出している(残している)
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基本的に数字の順で重要度を表しています。(①が一番重要、という意味)
 
要は「業績を上げるために考えることで優先すべきこと」なのですが、その一番上、最重要項目として「立地」を置いています。
 
さて、先日大阪ミナミ千日前を視察した時のことです。
 
このエリアはマルハン2店舗をはじめ1,000台クラスの店舗がひしめき合う激戦区で、そこに昨年末、楽園なんば店がオープンしました。もちろん1,000台超(1,111台)の超大型店です。視察時の稼働は平日にもかかわらず7~8割と絶好調でした。
 
ところが隣のキョーイチミナミ店は、と言いますとこれが稼働率8%程度。
 
もともと稼働の厳しい店舗でしたが、ここまで少ないというのは驚きです。
 
「さすがの千日前も楽園の出店でパワーバランスが崩れているのか」
と思いその他周辺店舗を見て回ったところ、
 
・マルハンなんば新館 52%
・マルハンなんば本館 40%
・難波123       45%
・大東洋なんば店   40%
 
と、他の大型店はしっかりと集客しているのです。
 
こうなると「立地が一番!」という主張も怪しくなります。
なんといっても、エリアNO.1の楽園と、ホントに隣(両店の出入り口が10mくらいの距離に並んでいる)にあるキョーイチミナミ店に立地上の差はまずないといえます。
 
さすがにここまで近ければ少々の「おこぼれ」もあってしかるべきではないか、と。立地も重要ですが、それ以上にお店選択上で重要な項目がある?と考えました。
 
ここでキョーイチ系列3店舗の視察もしてみました。
すると驚きの(驚きでもないかもしれませんが)、
 
・キョーイチミナミ店 8%(1,132台)
・キョーイチなんば店 12%(1,383台)
・ジャンボ      10%(1,096台)
 
と軒並み集客に苦戦しています。上記キョーイチ系3店舗はすべて1,000台超の大型店舗にもかかわらず。
 
もしかしたら、上記7項目のさらに上位に「ブランド」という項目が来るのかもしれません。
 
ただし「ブランド」というのは一朝一夕では出来上がらず、また「負のブランド力」なるものも存在します。
 
上記キョーイチには、まさに「負のブランド力」が(少なくともこの千日前では)あると考えられます。千日前の他の店舗はそれなりの稼働があるわけですから。
 
「業績を上げるために一番必要なことは『ブランド力を上げること』」
これは非常に難しい問題が出てきました。
 
ただ、ある程度固定観念的にブランドイメージが出来上がっていても少しずつ業績を上げる努力をしていき、勝てないまでも十分、大手ブランドに対抗できた事例も持ち合わせています。また別の機会にこの続きとして「何をしてブランドイメージを変えていったか」をお伝えします。
 
<了>

 
 
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