40個・8枚交換の未来と可能性(2)

■ 40個、8枚交換の未来

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。


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1月16日のコラムにて、40個交換・8枚交換という営業について触れました。
概要は、
・ダイナム太田店が12月末に40個交換・8枚交換の営業を開始した。
・4円320台、20円160台で低貸し玉はナシ。
・リニューアルOP前後で客数に変化はない。
ということで結論としては、「低稼働、低利益で苦しんでいる店舗には一つのヒントになるのではないだろうか」というものでした。

さて今回は追跡調査として「その後がどうなったか?」について実際に視察に行ってきたのでその結果を報告したいと思います。視察は2回、
・1.20(水) 15:00~
・1.24(日) 16:00~
です。

■ 1.20(水)
客数は4円P30人、20円S15人でした。
おそらくピーク時間帯だったと思われるのですが、さすがに平日ということで厳しい稼働という印象です。

いちおうこの数字を基に数字を予測すると、
【4円P】
・アウト 3,000個(ピーク稼働率8%×75,000個×係数50%)
・台売上 3,600円(玉単価1.20円として)
・台粗利 1,440円(利益率40%として)
【20円S】
・アウト 1,000枚(ピーク稼働率8%×25,000枚×係数50%)
・台売上 2,400円(玉単価2.40円として)
・台粗利  960円(利益率40%として)

ということで30日営業とすると粗利益は、
【4円P】 1,440円×320台×30日=約1,380万
【20円S】 960円×160台×30日=約460万   ∴合計約1,840万
となりそうです。
平日を基に計算なので、おおよそ月間粗利は2,000万といったところでしょう。
480台のお店としては少々物足りないです。機械代を下げるか、今後の伸びで少なくとも2,500万レベルの粗利が確保できるアウトを目指さないといけないでしょう。

■ 1.24(日)
客数は4円P80人、20円S40人でした。
「さすがに土日はそれなりにはいるのか。」と思いましたがなんと!トイレには次のような貼り紙が。

「1月23日(土)より一部景品の交換個数が変わります~」

交換率が等価に切り替わっていました。(実際に交換して確認しました。)
わずか1か月で見切りをつけたということです。(正確にはもう少し前に決断していたでしょうけれども。)

結局のところ、この取り組み(40個交換・8枚交換)は失敗という結論をダイナム太田店は下したのでしょう。確かにこの規模の店舗としてこの粗利額ではやっていけず、また今後の伸びも期待できなかったかもしれないです。
しかし、たとえば、
・台数が300台程度の中規模店
・必要台粗利が1,000円以下
というようなお店や、そもそも赤字で苦しんでいる店舗にはまだ検討の余地があると感じます。例えば、
・4円 (40台) アウト2,000×玉単価1.20円×利益率40%=960円
・1円(160台) アウト8,000×玉単価0.30円×利益率40%=960円
・20円(80台) アウト1,000×玉単価2.40円×利益率40%=960円
・5円( 40台) アウト4,000×玉単価0.60円×利益率40%=960円
というような営業です。(利益率40%=9.6割営業)
上記の例でいえば、320台・30日営業で約920万の粗利益です。

いちおう今回のダイナム太田店の取り組みは終了のようですが、個人的に40個交換営業について、もう少し可能性を調べていきます。

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