【コンサルティングの現場より Vol.27】「カネがないときの顧客動向を考えろ!(2)」

毎週水曜日更新、「 コンサルティングの現場 より 」
 コンサルティングの現場 より

ABC㈱林が日々支援先を訪問してお伝えしていることや課題、問題とその解決などを2~3分で読めるように短いコラムでまとめています。
このコラムは毎週水曜日に更新します。

 
前回はお店の気持ちではなくお客様の気持ちを考えた施策をすべきだというお話をしました。

今回は「どうしたらお客様の求める商品、施策を見つけられるか」についての考え方をお話ししたいと思います。

お客様の考えを推測するには景気や経済状況から読み取ることも必要です。

現在の日本は「失われた30年」と言われるデフレ時代です。


※失われた20年・・・1989年の消費税導入や日銀の金融引き締め政策により経済活動の収縮が引き起こされ、実質経済成長率の低迷となった時代。

※デフレ・・・デフレーション。物価が持続的に下落すると人は「もっと安くなるはず」と考えて買い控えが発生し、物が売れない悪循環を引き起こすこと。不景気となる。

デフレ時代は一般的に不景気となり収入が減るので買い控えが起こります。

しかし「そういった時代にこそ売れるモノ」もあることに注目してください。

通常の商品は「お金があるから売れて、お金がないときには売れないモノ」ですが、実は「お金がないから売れて、お金があるときには売れないモノ」もあるのです。

たとえば今年の夏は暑いことが予想されるとします。
そういったとき、
・お金を持っているなら、エアコンを買う
・お金を持っていないなら、扇風機を買う
といえます。

上記の例でいうと扇風機は「お金がないときに売れるモノ」となるでしょう。(ちなみに経済学では前者を上級財、後者を下級財といいます)

この考え方をパチンコ業界にあてはめて考えます。そうすると、
・4円P、20円S、MAX機・・・上級財
・1円P、5円S、甘デジ・・・下級財
といえるはずです。

前回、「市場=お客様の求めるモノを売るという考え方が必要」とのお話をしました。

これを「今はお金があるのか、ないのか」、「使える時期か、使わない時期か」、「いつごろ使う時期になるか」などを考えることでそろえるべき商品構成(機種構成)やプッシュすべき商品(機種、部門)が見えてきます。

経済状況や季節指数などを考慮して、カネのないときもしくは使いたくないとこきにはそういったときこそ売れる商品、反応の良い施策を取り入れることで効率の良い業績向上を図ってください。

■ 利益と稼働を両立する考え方


-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない

この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。

なぜそう言えるのか?
その答えはこちらをご覧ください。
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