P業界での思い出(1) 遊技機販社時代

■ “感性”を重視していた時代

P業界での思い出
 
私がP業界に入ったのは1995年、名古屋のとある遊技機販社からのスタートです。
当時は販売した方(メーカー営業マンなり、販社なり)が納品時に遊技機のメンテナンスをするのが当たり前でした。
 
さてそのメンテナンスなのですが、これが非常に適当!
お店からは「とりあえず明日は20割ね」という、「割数指定」をされるのです。計算も何もない、「とりあえずアケておけばよい、出ない失敗より出る失敗の方がいい」という適当なメンテナンスをしていたものです。
 
私はとても不思議でした。当時から独学でダイコク電機のテキストを読み漁っていたこともあり、「明日はとりあえず12.50でいきましょう」とヘソのサイズで話をすることにとても違和感を覚えたものです。
 
販社に入社1年目のある日、先輩に連れられてとあるホールさんの納品とメンテナンスに同行した時のことです。
 
林 「先輩、今日のメンテナンスはどのようにやればいいですか?
 
先輩「“ナリ”や。
 
林 「?
 
先輩「盤面にまっすぐや
 
林 「でも、この台とその台、ここのピッチ幅が違いますけど。
 
先輩「そんなもん、測らんでええ。
 
先輩「見た目や。
 
先輩「“ナリ”や。
 
林 「でもそれだとスタートがばらつきませんか?
 
先輩「どうせ客の打ち方で変わるやろ。
 
林 「でもそれを揃えるためにメンテナンスをするんですよね?ヘソだけ合わせても・・・。
 
林 「あと、なんで12.50なんですか?
 
先輩「20割出すためや。
 
林 「なんで12.50だと20割になるんですか?
 
先輩「回るやろ?出るわけや。
 
林 「でもホールさんは『20割』と言っていますから、その根拠は・・・
 
林 「ヘソだけ同じでも他がバラバラなのにどうして20割になるんですか?
 
先輩「お前はうるさい!いうこと聞いてやれ!
 
 
23歳、業界1年目の私と50歳、業界20年目の方の会話でした。
たしかに理屈っぽくて面倒くさいやつだと思いますが、それは真剣に仕事をしたかったからです。
 
私は当時から、
・玉の通る箇所は全てピッチサイズを測るべき
・回転数とベースで話すべき
と考えていました。(シミュレーション、という概念はまだない)
 
しかし現実の世界ではヘソのサイズのみの打ち合わせばかりでしたね。

■ 数字で考えなければ、と思い立った出来事


 
あるとき直属の上司(当時30歳くらい)から、
「感性で動くやつはいずれ淘汰される。数字に強くなれ、物事は数字で考えろ」
と教わりました。
 
これは遊技機メンテナンスもそうですが、スペックの良しあしや稼働状況、もちろん計数管理も含みます。すべてのことを数字という客観的な指標で取り込んで判断しろ、という教えでした。
 
これは元々の私が考えていたことと合致していたのですんなりと受け入れられました。
 

■ 数字に強くなる


 
時は過ぎて2020年。私も業界歴が25年を過ぎました。
そして、もちろん今は「すべてにおいて数字で考える」はスタンダードな思考となっています。(今、というよりかなり以前からですけどね)
 
さらに現在は商圏分析や支持率分析など数字で判断を求められることが多くなりました。これらを感覚で考える人はいないはずです。当時の上司の言葉どおり感性で考える人、適当な人たちは淘汰されました。
 
数字で判断するにはまずその理屈、意味を理解しなければならないと思います。
数字に強くなること、これは全ての業務の根幹です。数字に強くなるためにもまずは一つ一つの計算の意味を理解してください。「覚えるではなく、理解する」です。
 

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