新型コロナウイルス問題26 「パチンコ店でクラスター」、東京都医師会の発言が出た背景こそが問題

「パチンコ店でクラスター」、東京都医師会の発言が出た背景こそが問題

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。
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■ 東京都医師会の発言と、翌日の撤回


 
東京都医師会は5/13の会見での配布資料「都民の皆様と考える、これからのライフスタイル」を説明する際に、「ライブハウス、パチンコ、ジムなど今回クラスターが本当に発生した場所をどう運営するかの知恵が我々にはないが~」という発言があった。
 
リンク:東京都医師会、17の「新しいライフスタイル」を提案※会見動画あり

 
そして翌日の5/14、書面「5月13日開催の記者会見における発言の一部訂正について」を公表し、その発言の撤回と謝罪を表明した。
 
以下、その全文。
 

5月13日開催の記者会見における発言の一部訂正について
 
都民のみなさまへ
医師のみなさまへ
 
5月13日に開催いたしました記者会見におきまして、配布資料「都民の皆様と考える、これからのライフスタイル」を説明する際に「ライブハウス、パチンコ、ジムなど今回クラスターが本当に発生した場所をどう運営するか知恵がわれわれにはないが、運営の方々に新しいスタイルを考えてもらいたい」という発言がございました。
 
現在のところ、パチンコ店においてクラスターが発生したという情報はなく、三密の発生しやすい場所という部分で、他の施設と混同しての発言となってしまいました。
 
関係各所の皆様におかれましては、事実誤認の発言によりご迷惑をお掛けいたしました。今後は、正しい情報を発信していくよう努めてまいります。訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます。
 
リンク:5月13日開催の記者会見における発言の一部訂正について

 

■ なぜこういった発言になったのか


 
今回の会見の配布資料になぜこのような記載がされたのか、そしてそれが誤りであることがなぜ事前チェックで指摘されなかったのか。ここに今回の問題の本質があると思う。
 
医師会はあくまで医療の専門家であり、感染経路のデータや分析等は関与していないはずである。(もちろん患者のヒアリング等はしているだろうが。) ある意味「一般の感覚」としての認識からこのような発言、資料の作成に至ったのではないだろうか。そして会見原稿のチェック担当者も同様だったのではないだろうか。
 
パチンコ店の店内は3密であるー。
当然感染者は出ているはずー。
クラスターになっているはずー。

改めてこのような認識が一般的な認識なのだと感じた。
 
このコラム内でも再三お伝えしているようにパチンコ店は決して3密ではない。
リンク:新型コロナウイルス問題⑨ クラスター発生個所にパチンコ店が含まれていないという事実

比較に出して申し訳ないが、
居酒屋 大声、正面、密集
パチンコ店 話さない、横並び、適度な間隔+台間ボード
である。
 
そして、5/14現在全国約9,000店舗のいずれにおいても感染者を出してはいない。ましてやクラスターなど。
 
私の周りでは「パチンコ店も営業しないと苦しいのはわかるけど」という話をよく聞く。 実際は97%以上の、9,000店舗中8,790店舗が休業していたにも関わらず。ほぼ全店が「泣く泣く」休業したことは全く知らず、「パチンコ店はこの状況でも営業していた」と思っている。
一部の、ごくごく一部の強行営業店舗のみを取り上げる報道の影響だと思う。
 
業界団体、また関係する有識者はこのような誤認識の訂正をもっと表明していかないといけない。
 

■ これからの業界を創るうえで


 
今回の発言の背景は一般の方が持つ「パチンコ業界のイメージ、認識」にある。
 
「パチンコ店は客が密集している。」
「あんな状況では客にも感染者がいるに決まっている。」
「絶対に感染させている。」
「そもそ営業していることがけしからん。」
 
政府は5/14に39の県で緊急事態宣言の解除を発表し、残る8都道府県においても5/21を目安に解除を検討している。
これから営業を再開する店舗においては、「絶対に感染者を出さない」強い意志と実行が求められる。ここでどこか1店舗でも感染者を出してしまえばそれこそ業界が終わるかもしれない。
 
これまでのように「やっている」レベルではなく、「徹底している」レベルの対応、やり過ぎと思えるような対応で営業再開を迎えてほしいと思う。
 
現在パチンコ参加人口はおおよそ1,000万人程度であり、大多数はパチンコをしないしパチンコ店に足を踏み入れたことがない方も大勢いる。
それゆえに3密ではないこと、感染者は今まで一度も出していないこと、もちろんクラスターなどにもなっていないこと、業界を挙げての啓もう活動と取り組みを行ってきたことなどが全くと言っていいほど知られていない。逆に誤った認識が広がっている。このことが今回の背景にはあると思われる。
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