ラディカルイノベーションとインクリメンタルイノベーション

ラディカル イ ノベーション とインクリメンタル イノベーション
「 イノベーション 」

聞いたことがある人も多いと思います。「革新」という意味で、オーストリア・ハンガリー共和国(現チェコ)の経済学者であるヨーゼフ・シュンペーター博士が著書「経済発展の理論」で提唱した概念です。

イノベーションは日本語に訳するときに「革新」という表現が使われたことで「前衛的で、まったく新しいことをする」という意味で捉えている人が多いのですが、「斬新な発想」は実はイノベーションの一つの要素に過ぎません。

シュンペーター博士はイノベーションの起こるパターンを次の5つに分類しました。

① 新しい製品、サービスの創出
② 新しい生産方法の導入
③ 新しい市場への参入
④ 新しい資源の獲得
⑤ 新しい組織の実現

上記5つの分類のうちいわゆる「まったく新しいこと」生み出すのは①の「新しい製品、サービスの創出」しかないのです。

②は今までのモノを速く、正確に作る方法であり既存の発展、③は今までのモノを別の市場に持っていくこと、④は今までのモノを別の資源で創ること、⑤は今までのモノを違った組織で創ること、ということで、ほとんどのイノベーションは「既存の延長、解釈の変更」で実現するのです。

■ ラディカル イノベーション

イノベーションには大きく2つの方向性があります。
ひとつは上記①の「まったく新しい発想による創出」で、これをラディカルイノベーションといい、「過激なこと、極端なこと、急進的なこと」という意味から転じています。

代表的な例ではSONYのウォークマンが挙げられます。音楽を持ち運ぶという発想、当時としては画期的なものでした。従来、音楽機器は据置タイプの物が主流でしたが、ウォークマンの誕生によって場所を気にせずに音楽を聴けるようになりました。

■ インクリメンタル イノベーション

もう一つがインクリメンタルイノベーションといい、「漸進的な変化」のことを指しています。漸進的とは「小さな修正、改善」であり、既存のモノの発展のことです。例えばデジタルカメラの画素数、PCのCPUなどのマイナーチェンジがいい例です。

そして世の中のイノベーションの圧倒的多数はこのインクリメンタルイノベーションなのです。

新しい価値は、既存のものの同士の新しい組み合わせで生まれます。イノベーションとは新しい“モノ”を作り出すことではなく新しい“価値”を作り出すことなのであり、「既存×既存」の発想でイノベーションが創り出せるのです。

■ 営業的イノベーション 発想

営業のイノベーションは、

① 顧客を変える
② 売り方を変える
③ 技術を変える
④ デザインを変える
⑤ サービスを変える

で創り出すことができます。そしてどれもモノ自体を変えるのではなくインクリメンタルです。(もちろん⑥商品を変える、もありますが。)

パチンコ業界ではそもそも「商品を変える」は難しい側面がありますから、だからこそ上記①~⑤を考えてほしいのです。

商品構成=機種構成での差別化は無理ですが、その訴求方法で差別化はできます。

イノベーションは一足飛びで斬新なことを狙うことではなく今の“武器”の使い方を変える発想と捉えることが、これからの営業に求められることだと思います。

 
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