稼働ではなく、利益。

稼働は手段であり、目的は利益である

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。


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カテゴリ:営業戦略


まず、質問です。
① 増収・増益
② 増収・減益
③ 減収・増益
④ 減収・減益

この4つのうち、どの状態がもっともよくてどの状態がもっともダメでしょうか。
 
このうち①が一番いいのことはすぐにわかるでしょう。また逆にこういった質問のときはありきたりな答えとなる④ではなさそうだな、ということも想像できます。ということは②か③のどちらか、となります。
 
さて、パチンコ店的な考え方で行けば「③減収・増益が一番拙いのではないか」と考えるはずです。なぜなら「減収ということは稼働も落ちている」はずですから、稼働が落ちているのに利益だけを確保するということは長期的にはもっと落ちていくことになると考えられるからです。
 
確かにその意見もわかります。でも「いずれ、先」の前に「今、目の前」を心配しないといけないはずです。実はその意味で②の「増収・減益」が一番拙い状況といえます。
 
「増収・減益」というのは売上が増えて利益が減ることです。売上を上げるのは現場であり、増収ということは、現場では「売上が上がっているこのやり方がいい」となります。
 
しかし実は減益なので経営視点では「このやり方ではダメ」なのです。③は減収でも増益なので、将来の原資は確保できていますからまだ救いがあります。でも、②のように減収だと設備投資(遊技機購入、設備更新、また出玉も)ができません。
 
「だったら④の減収・減益が一番ダメなのでは?」
 
確かに減収で減益ということはかなり拙い状況といえます。しかし④の減収・減益の場合、少なくとも現場と経営の双方が「現状のやり方ではまずい、ダメなんだ」と意見が一致します。
 
④よりも②がダメなのは、「本当は今のままではダメなのに、現場は今のやり方が正しいと思ってしまう」ことにあるのです。
 
商売は「収入を多くして支出を少なくする」が基本です。そしてここでいう「収入」というのは売上ではなく、「粗利益」のことです。
 
利益を稼ぐことに抵抗を感じるかもしれませんが、利益は決して「儲け」ではなく「将来のための原資」なのです。
 
しっかりと利益を稼いで、その利益を魅力あるお店にするための設備投資(遊技機購入、設備更新、出玉)に充てることが重要なのです。
 
「取ったから、出せる」、「取ったから、買える」です。まずは利益をしっかりと稼いでいきましょう。

 
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