稼働低下
 稼働低下
 
この文章は月刊アミューズメントジャパン誌にて連載されている「基礎から再確認 パチンコ計数管理 」の第24回、2021年5月号に掲載されたものです。
 
改めてウェブ上にアップすることで連載内容のおさらいになるかな、と思いますので、今後も定期的にアミューズメントジャパン誌の連載をアップしてまいります。
 

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皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林秀樹です。

計数管理に対して苦手意識を持つ方も多いと思います。この連載ではそういった苦手意識を克服していただくために、分かり易くお伝えしています。

「計数管理」というとホールコンピュータの数字を分析し遊技機のメンテナンスに生かすことだと思われている方も多いと思います。もちろんそれが主目的ではありますがそれ以外でも活用する場面があります。

今回は計数管理の面から稼働の低下を抑える考え方についてお伝えします。

■ 計数管理は、 稼働低下 要因の解消

動機づけ・衛生理論」という考え方があります。これは主にモチベーション管理において「±0の状態から上げることと、マイナスの状態から±0に引き上げることはその努力の内容が違う」ということを説明した理論ですが、実はモチベーション管理だけでなく様々な場面でその考え方が応用でき、もちろん遊技機管理においても同様です。

遊技機管理においてはその求める結果がさらに魅力を高めるためなのか、不満の解消のためなのか、各々ですべき行動や施策は違うということなのです。

ただし現状の遊技機管理において「さらに魅力を高める」という、ある種自由度の高い施策は難しい現状があります。

しかしだからと言って管理がおざなりであっては不満が高まることにつながるので、ここは管理を徹底し、少なくとも「通常、あるべき姿」にはしておかなくてはいけないです。

この意味で遊技機メンテナンスというのは動機付けではなく衛生理論的作業、遊技客の不満を解消するためにある作業、と言えます。

■ 管理は必ず“台”ごとに

遊技客の不満で最も多いのは「回らない、出ない」というものでしょう。

これは遊技機管理をシマ(機種)単位で管理している場合で傾向があります。

つまり「台ごとではなく全体でしか数字を見ない」から個別台の回転数のバラつきが管理しきれておらず回らない台が放置されてしまう状況です。

ある統計データにおいても回転数において、稼働の高い店舗ではバラつきが少なく稼働の低い店舗ではバラつきが大きいという傾向が確認できます。

回転数の低い、回らない台が仮に1台あったとします。
その台で遊技したお客様にとっては「それが全て」なので「回らない」という印象がお店全体の印象につながってしまいますから、細心の注意をもってデータを見て対応をすることが非常に重要なはずです。

ところが現実には、特に稼働の低い店舗ほどそうした細かい管理ができていない現状があります。

回転数にバラつきがあると当然比較的高回転の台ばかりに稼働が集中します。

そうすると当然想定よりも高めの出方となるでしょう。

「抑えられない、暴発だ」という現象です。

また低回転の台がどうなるかというと、この台を遊技したお客様は来店意欲が低下し稼働の低下につながります。

機種単位での管理ではこのような個別の傾向が把握できず、たとえ機種単位の回転数が想定通りだったとしても稼働のバラつきと高出玉率となる傾向が加速します。

「稼働が低くデータも不正確になっている」という意見もありますが、だからこそ細かく見ていかないといけません。

この解決方法はただ一つ、「個別台管理の徹底」です。

機種単位の管理でいる限り、暴発も稼働の低下も抑えることができないと思ってください。

■ バラつきの放置が 稼働低下 悪循環の根源

ここでいう「管理」は何も高回転営業をすべきだといっているものではないです。

店舗で想定している出方にするために決めたSやB等の計数項目を機種平均ではなく台単位で管理するということであり、そのことが不満の解消(と、暴発の解消)につながるということです。

店舗の出方の多くはS(スタート)で決まります。

しかし多くのお客様にとって店舗で管理するSの高低はよほど明確な差がある場合を除きほぼわかることはないレベルの範囲です。

そして回転数の高低はわからなくとも、出るのは高回転の台、出ないのは低回転の台となり、仮にこの両者が同じ稼働であれば全体の出方は想定通りかもしれませんが、実際には上記の通り稼働格差が表れ結果的に暴発と回転数への不満の両方を引き起こします。

また、暴発を警戒するあまり全体のSを(バラツキを放置したまま)一律で下げることでさらなる不満を増やす悪循環にも陥ります。

稼働が伸びない、稼働が低下するのは遊技機管理でバラつきを放置しているからです。計数”管理“なのですから、しっかりと台別にデータを管理してほしいと思います。

【今回のポイント】
・データは台ごとに管理する。
・平均での管理が暴発と不満を生む要因である。

■ 利益と稼働を両立する考え方


-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない

この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。

なぜそう言えるのか?
その答えはこちらをご覧ください。
⇒ https://www.ab-c.jpn.com/8655

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