マーケティング塾(18):「独創的なマーケティングアイデアを獲得する方法」

マーケティング塾18
独創的なマーケティングアイデアを得るにはどうすれよいだろうか?これこそ、自社だけの取り組みで得られるものではないはずである。

過去、それこそ「マーケティング」がまだ確立されていなかった時代(つまり「需要>供給」の時代)には、自社で考えたアイデアによる製品またはサービスで市場を取り込むことができた。

しかし現在は違う。
この連載で集中して記載してきたように、

・顧客に選択権があり、
・顧客のウォンツ、ニーズは細分化され、
・インターネットによる様々な意見発信が可能になった

という時代においては、どれほど巨大な企業であっても自社内の意見集約では決して効果的なアイデアは生まれない。いわんや中小零細にとっては、その可能性(アイデアが生まれること)は絶望だと考えざるを得ない。
(もちろん、ある種の『閃き』による独創的で画期的なアイデアが生まれることはあるが)

さて冒頭の一文である。
「独創的なマーケティングアイデアを得るにはどうすれよいだろうか?」
これもやはり、
・自社
・顧客
・事業パートナー
・コミュニティ
という4つの主体との関係性から考えていくことでその答えが見つかることになる。

■ 4種類の事業チャネル

事業チャネル
独創的なマーケティングアイデアは以下の4つの事業チャネルから得ることができる。

① C2B(消費者対企業)
② B2C(企業対消費者)
③ B2B(企業対企業)
④ C2C(消費者対消費者)

では、以下でこの4つの事業チャネルの役割を見ていくことにしよう。

① C2B(消費者対企業)
企業は消費者からのフィードバックを用いる。これにより自社で気づかなかった改善点(これがイノベーションに繋がる)や斬新なアイデアが発見できるだろう。

このC2Bチャネルはとりわけ重要なチャネルとなる。
とにかく幅広い層からのフィードバックになるので、企業は積極的に収集すべきである。コールセンター、Eメール、SNS等を活用し、どんな些細な情報も漏らさないように努めなければならない。

またこの際、「対話」を重視するとより効果的である。

② B2C(企業対消費者)
このチャネルにおいては自社の内部で芽生えたアイデア(それがまだ形になっていない段階でも)を消費者に向けて発信することで、そのアイデアをアジャイル開発的に前進させることができる。

ベータ版の公開によるアーリーアダプターとの接点の効果は今更説明の必要はないであろう。

※アーリーアダプター:イノベーター理論における5つのグループの1つ。 流行に敏感で、自ら情報収集を行い判断する層。新しい商品やサービスなどを早期に受け入れ、消費者に大きな影響を与える。 オピニオンリーダーとも呼ばれる。

③ B2B(企業対企業)
自社内における内向きのアイデアを事業パートナーと共有することでまたアイデアが生まれることがある。この点「社内マル秘事項」の公開に難色を示す企業は多いかもしれない。たしかに過去には独創的なアイデアを他社と共有などもってのほか、という考えが支配的だった。

しかし現在は違う。キーワードは「コンペティションからコラボレーション」である。

※コンペティション:競争
※コラボレーション:協働

④ C2C(消費者対消費者)
最後にC2Cチャネルだが、これは消費者同士の関係性、コミュニティのことである。消費者同士のコミュニティでは忌憚のない意見の交換が行われており、そこに企業への忖度はない。このコミュニティ内のアイデア、意見、フィードバック、コメントなどの収集は自社(で考えつくしたと思っている)アイデアに深みを与えることになる。

■ 優れた価値の提案、提供

優れた価値の提案と提供
今日、企業は競ってケイパビリティ(組織的能力)の向上を目指している。これまでは自社内で(ある意味他社にはブラックボックス化して)これを達成しようとしていたが、現在およびこれからはその考え方を改めるべきだ。

企業は顧客、事業パートナー、コミュニティという(自社を含めた)4つの主体と積極的な協力関係を構築することで、そのことによって創造価値、提供価値を最大化し、またコストを低減し、新しい市場機会にスピーディに対応できるようになる。

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