休業期間、無駄に過ごしていなかったか

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。


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この記事は2020年5月29日公開でPiDEA WEBに寄稿したものです。

■ 落ち込んだのは同じ、でも「差」はある


皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。

緊急事態宣言が全都道府県で解除されほとんどのお店が営業を再開しました。ただ、稼働、客数は以前の水準どおりとはいえず、私の支援先データでは概ね3月並みの数字です。

しかしすべてが3月並みの数字というわけではないことも事実です。完全に戻ったとは言えなくとも「落ち率」としては低いお店も存在しています。

この違い、それは「この期間に何を考えて、何を準備して、何をしてきたか」で差がついたと思います。

今回は長ければ1か月以上、短くて2~3週間の休業期間がありました。この「与えられた時間」を有効に活用したお店が今、それなりの結果を得ています。逆にのんびり過ごしてしまったお店もそれなりの結果を得ているといえるでしょう。

■ 有限だけど平等、それが「時間」


「時間」という経営資源の重要性を、この連載では幾度となくお伝えしてきたと思います。時間は有限であり万人に平等に与えられていて、同じ時間を経過するというのは、同じ量の資源を消費していることと同じなのです。そしてその中身、つまり「質」の違いがそれぞれの違いを生み出しているのです。

「休業期間という限りある資源を無駄に消費しない。」

こう考えたか考えなかったか。すべては意識の差といえます。今回、もし少しでも無為な時間があったと思うなら、これからはその時間を使って前向きな取り組みを始めてほしいと思います。数字を分析する、お店を巡回する、部下と打ち合わせをする、本を読む、できることはいっぱいあります。

今回、営業再開後の落ち込みが少なかったお店は「強豪」と呼ばれるお店が多いと思いますが、それは「強いお店だったから」ではなく、そもそも時間管理にシビアという文化があったからです。決して無駄・無為な時間を過ごさないという風土が多くあります。

強豪、大手とは資金面で大きな差があるでしょうが、時間という資源は同じ量を持っています。集中力を切らさず、時間という資源を有効に使う意識を持ってください。人、モノ、カネという資源と違い、時間という資源だけは自分自身の意識でいくらでも使えて、さらにいくらでも質を高めることができる資源です。

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