「 As is-To be分析 」という思考方法をご存じですか?
現実を客観的に把握し、それでいて明確な未来を思い描くことでそのギャップをあぶりだし、何が足りないからその理想に到達しないのかを考える手法です。
■ 「 As is-To be分析 」から、今目の前ではなく先を考えよう
今目の前に起こっていること、それはこれまでの取り組みの結果であり、取り組んだ時から「こうなるだろう~」とわかっていたことです。
だから、良くない「今」を変えるには過去にさかのぼらないといけないですが、もちろんそんなことはできませんね。
そうなると今動くことで変わるのは「未来」ということになります。今、目の前は変えられないからこそ、未来に目を向ける必要があるのです。
皆さんは「未来の自分、未来のお店」を想像したことがありますか?今の延長線上ではなく、「こうありたい、こうなっていたい」という理想像です。
例えば「1年後に10,000発稼働のお店にしたい」と考えたとします。ところが現実は5,000発です。そうなると自分の理想には5,000発足りないことがわかるので、
・なぜ目標に届かないのか?
・何が足りないのか?
・どうすれば到達できるのか?
を考えることになります。
上記は「As is-To be分析」といわれる手法で、これは、
・現実と未来を見比べて、その違いはどこか?何が足りないのか?
をあぶりだす手法です。この例では「稼働10,000」がTo be、「稼働5,000」がAs isとなります。
「現実、今目の前」はいろいろな数字を見ることである程度把握できます。客観的な自店の立ち位置なども知ることができるでしょう。
そのときに「今のままではダメだ、もっと良くしたい」と思っても、「どんなお店にしたいのか」という理想が定まっていないとどんな努力をすればよくなるのかがつかめないはずです。
もしも今、未来のお店の姿を想像せずに毎日の仕事に励んでいたとしたら、もしかしたらその努力は全く役に立っていなかったかもしれませんよ?
この「掲げる理想」、描くには注意点があります。それは、
・明確に、
・具体的に
・肯定的に
・期限を区切って
掲げてください。漠然としないで、前向きな、そして「いついつまでに達成する!」と決めてください。そうすることでダラダラとせずに時間(リミット)を意識した仕事になります。
「今、目の前」は過去やってきたことの結果です。
「未来」を変えるためにできること、それは目標、理想を明確にしてそのために動き出すことです。
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1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。マーケティング理論と計数管理に強みを持ち、正確な計数管理力とマーケティング手法、戦略論をベースにした勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。パチンコを盛り上げるオンラインサロン「パチ盛り」の代表主宰。ツイッターフォロワー3,890人(’22.6.6現在)
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