マーケティング塾(38):「マーケティング活動を設計する(1)」

 マーケティング活動 を設計する(1)
1960年代~90年代初頭までの工業化時代には企業はもっぱら「4つのP」を枠組みにして マーケティング活動 、つまりマーケティングプランを立案していた。今更ながら、ではあるがもはやマーケティングの古典とさえ言われる「マーケティングの4P」である。

※「マーケティングの4P」
『Product(製品・商品)、Price(価格)、Promotion(プロモー ション)、Place(流通)』の4つを指す。 この4つのPを組み合わせながら企業に最適なマーケティング手法を考えるのが、マーケティングの基本(マーケティングミックス)である。

(参考:Wikipedia「マーケティングミックス」)

 マーケティング活動

企業は製品の特徴とベネフィットを明確にし、価格を設定する。

そして製品の販売場所やサービスの提供場所を選ぶと、宣伝、広報、DMといった手法によって積極的に消費者へのプロモーションを展開した。

この時代のマーケティングパラダイムは「一方向、片方向、企業から消費者へ」を基本にしていたといえるだろう。

しかし時代は変わる。
現在のデジタルエコノミーの下ではこれら4つのPはどのような行動を意味するのだろうか。

デジタル技術やマルチメディアによって企業も消費者もお互いに広範な情報が入手できるようになり、ワントゥワンでのコミュニケーションも取引も可能となっている。マーケティング活動のすべてにおいて「可能性」が広がっていて、インターネットの世界と個々(※この場合、企業も消費者も、我々も)を橋渡しする標準ブラウザはかつてないほどのマーケティング効果を持つ「キラーアプリケーション」となっているのである。

さらにインターネットがあらゆる地域や場所で利用できるようになったことで、工業化時代には考えられなかった新しいタイプの媒体「インターメディアリー」が登場している。スマートフォンに代表されるモバイルメディアリーである。

モバイルメディアリーは電子財布、スマートカード、モバイルショッピング、インターネットPOSシステムなど様々なデジタルツールに対応しているため、マーケティングの活動はデスクトップコンピュータの画面を飛び越えて広がり、消費者はリアル、バーチャル双方の世界でより豊かな消費体験が可能となっている。

マーケティング活動を設計する際に、顧客ベネフィット、事業領域、CRM、経営資源のマネジメントといった基本要素を土台にすると素晴らしいアイデアがひらめくはずだ。

 マーケティング活動

この章ではデジタルエコノミー下で主なマーケティングマネジメントがどのように変わるかを、流通経路(チャネル)、販売促進、価格設定などに焦点を当てて述べていく。なお製品(サービス)の設計に関わる諸問題についてはこれまでに述べてきたことを再度確認してもらえればと思う。

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