2019年、GW後にどうすべきか?

10連休のGW後、どうする?

Author:林 秀樹 Hideki Hayashi
1972年生まれ、福井県出身。名城大学卒。遊技機販売商社勤務を経てパチンコ店経営企業へ。
エリア総括部長・調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。
2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな機械整備技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。
計数管理とマーケティングに強みを持つ。お問い合わせはこちらから。


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カテゴリ:営業戦略


令和元年、「あけましておめでとうございます」。
GW期間の真っただ中、支援先のデータではこの期間、まずまずの稼働を示しているお店が多いです。
しかしGW後は例年、稼働が急激に落ち込んでいきます。
 
これまで、こういったとき(連休後)にすべきことは「将来の原資としての利益の確保」とされていました。「何をしても結果が得にくい時期は、動かずにじっと耐える」という考えです。
 
私は過去の業界誌連載やこのコラムにおいて再三、上記のように「まずは利益の確保を優先すべき」とお伝えしてきました。当時は利益優先営業をしてもその後の「仕掛け」で回復の道筋が見えたのです。
 
しかし特に新要件機種が増えた昨今では、機種の魅力がないこともありなかなか思ったような結果が出せなくなっています。
 
こういった状況では利益を最優先した営業よりも、「まずは平常の稼働を確保する」ことが先決でしょう。
 
また、過去から言われているパチンコ店のセオリーである「放出は集中、回収は分散」についても現在はその通りとは言い難いです。このセオリーの基本的な考え方は、
 
・目立たせたいことはまとめるべき
・目立たせたくないことは薄めるべき
 
というものですが、今この考えどおりの出し方を志向すると、
 
・出るときは一瞬だけ
・逆にいつ行っても出ていない

 
となってしまいます。
ここでも「一点集中」よりも「平常からの稼働」を優先した方がよいと思えます。
 
このように最近は、「これまでの正しいこと」が通用しなくなっていると感じます。
 
確かに過去では上記のような手法、考え方で結果を出してきたことがあるとしても、もしも今思うような結果が得られていないならば、「セオリー、基本」だとされていたことでも固執してはいけないと思います。
 
もちろん利益は重要です。だからと言って度を過ぎた利益確保に走ってしまうとその後の回復、復活はこれまでの手法が通用しないことでさらなる悪化を招いてしまいます。
 
そもそも業績が厳しいホールでは、普通の営業ができるホールよりもむしろ利益に対する考えや行動はシビアだと思います。なぜなら普通の営業ができるホールでは稼働低下を感じた場合には追加投資(出玉の放出、大きめの新台入替など)ができますが、業績が厳しいホールでは「そのようなことをしたいなら、まず確保しろ」となり、そもそも出発点が違うからです。
 
そして利益にシビアだからこそ現状に危機感があり、なおのこと利益率を高めなければならなくなり、さらに稼働の低下を招くという悪循環に陥ります。
 
この悪循環を断ち切らないといつまでも下降のらせんから抜け出せません。
 
今すべきことは「稼働の“維持”」を図ること、そのために必要なことは入替でもイベントでも放出でもなく、「平常営業を重視する」ことです。
 
お客様が安心して楽しく快適に遊技ができる環境を整えることに注力すべきであり、それは遊技機メンテナンスではなく、「お店、商売」であることを強く意識して「お店としてお客様を迎える体裁を整える」ことだと思います。
 
そして、そのためにも計数管理をしっかりと理解しての遊技機メンテナンスを志向すべきだと思います。 

 
 
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過去開催での受講後の感想(一部)はこちらでご覧いただけます。
 
内容、構成は以下のとおりです。
 
第1講 数字で分かること
・小数、分数、歩合、百分率
・割数と原価率、粗利益率の関係ほか
 
第2講 遊技機の管理指標とその意味
・差玉と出玉率、割数      
・S、B、BY、BA、TS、T1Yほか
 
第3講 営業状態の管理指標と意味
・Bサ、客滞率とシミュレーション
・割数、誤差玉、玉単、玉粗利ほか
 
第4講 利益と稼働の両立手法
・体感スタートとHCスタートの違い
・満足度を図る方程式「V=F÷C」ほか
 
第5講 シミュレーションと計画達成
・複雑なスペックのシミュレーション
・営業計画達成の必要十分条件 ほか
 
第6講 スロットの設定管理
・出玉率管理の論理的な考え方
・高設定の使用と利益確保の両立ほか
 

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